三輪そうめんとは
三輪そうめんの製造の歴史は約1300年と長く、奈良県北西部の桜井市三輪周辺が、発祥の地とされています。
奈良盆地にある三輪は、奈良盆地に流れる極めて良質な硬水、小麦栽培に適した気候、冬季に気温が急激に降下するなど、さまざまな要因が重なっていたのです。
古い記述によると、室町時代~戦国時代には、そうめんは宮廷や高級武士、寺院など主に上層階級の食べ物でした。
庶民に親しまれるようになったのは、江戸時代に入ってからです。
特に三輪は、三重県の伊勢神宮へ参詣する街道筋にあり、京都~大阪~伊勢の物質の交流ルートでもあったことから「三輪そうめん」の名が全国に伝えられていきました。
三輪そうめんの特徴
手延べは、三輪そうめんの麺を掛けた棒を引いて伸ばしたり、旗の高い位置に麺を掛けたりと、人の手による工程が多いんです。
落としてはダメと思うと棒をグッと持ってしまう。
持ってはダメ、引っかけるんです。
さばきのときも、うまく分けようとすればするほど三輪そうめんの麺がくっついて、逆に麺だけが伸びてしまう。
頭で理解するのではなく、経験と感性がモノをいう職人技が特徴の三輪そうめんなのです。
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