さらりと華やか脂の花吹雪
柔らかいお肉の代表格といえば「ヒレ」。
サーロインとカルビの間、ちょうど体の中央にありほとんど動かすことがないため、抜群の柔らかさを誇る。
量も全体の3%ほどと少なく、高価格帯に入る。
肩まわりに近いためカルビよりも甘みは落ちるが、その分さっぱりした食べやすさが特徴。
口の中でパッと脂の花が咲くが、さらりと軽いため邪魔に感じず、存分に赤身の味を堪能できる。
他のどの部位とも異なる、しっとりした大人の味を感じたい。
目利き
鮮やかな赤色のものは、鮮度がいい証拠。
他の部位に比べてサシは入りにくい。
おすすめの焼き方
厚切りなら表裏は5:5、レアがおすすめ!
ステーキでも食べられる部位でレアでも十分に楽しめる。
厚切りの場合は表裏は基本の7:3ではなく5:5で焼くのがコツ。
わさび醤油をはじめ、さっぱり系の味つけが合う。
豆知識
弥生時代にはすでに食用として豚や鶏を飼育していたことを示す資料が残されている。