独特の食感は最高の酒の肴になる
牛のランクに左右されずに、『鮮度』がその味を決めるといっても過言ではない部位が心臓「ハツ」だ。
1頭から2kgほどの量が取れて、価格は比較的リーズナブル。
以前は刺身でも食べられていたほどクセが少なく、じわじわと出てくる旨みを長い間楽しめる。
心臓は筋繊維が細いため、歯ごたえがありながらサクッと噛み切れる独特の食感があり、ビール、焼酎、日本酒、どんなお酒とも相性がいいのもポイント。
新鮮ならぜひ厚切りでいただきたい。
目利き
鮮度は色で見る。
赤黒くツヤがあるものは◎。
鮮度が落ちると黄色っぽくなる。
おすすめの焼き方
断面にピンク色を残しながら両面を焼く。
両面に焼き目をつけるのはもちろんだがあまり焼きすぎないこと。
厚切りの場合は横から断面を見て、中央に薄いピンク色が残っているくらいが食べごろ。
独特の旨みは塩で楽しんで。
豆知識
『美味しんぼ』の海原雄山が焼肉で一番好きな部位はハラミ(『美味しんぼ』77巻 原作:雁屋哲 作画:花咲アキラ 小学館刊より)
ハツを通販で探す
リンク