あなたが関西で食べた肩ロースは、関東ならリブロースとして提供されているかもしれない!?
唐突な話で恐縮だが、どういうことか説明しよう。
実は関東と関西では枝肉を分割するルールに若干の違いがある。
「まえ」部分を切り離す際、13本ある肋骨のうち5本目と6本目の間でカットするのが関東。
対して関西は6本目と7本目の間なのだ。
このカットで「まえ」に含まれる肩ロースと「ロイン」側のリブロースが分かれることになる。
だから、6本目の肋骨付近の肉は関東ではリブロース。
関西では肩ロースという異なる部位として扱われるという訳だ。
別の見方をすれば、関東の方は肩ロースが小さくなり、その分リブロースが大きいということ。
すき焼きやしゅぶしゃぶなどリブロースを扱う高級レストランが多い関東。
少しでもリブロースが大きくなるようなカット規格にした!?
などという邪推も出来るが、果たして本当のところはどうなのだろう。。。