「当店は〇〇牛を使用」などと謳われると間違いなく美味しいような気がしてしまうもの。
現在日本には150以上ものブランド牛があるといわれる。
ところが、その定義に関しては項目も基準もまちまちだということをご存じだろうか?
例えば品種については「黒毛和種」に限定しているものも。
また、「和牛かF1(和牛とホルスタインの交配種)」としているものも。
逆に品種を黒毛和種とした上で、その血統や性別まで指定しているものもある。
また、ブランドによっては「生後〇ヵ月以上」と肥育期間を定めているもの。
肥育地域をかなり狭い範囲で指定していたりする場合もある。
一方で期間には特に言及していないもの。
「〇〇県内」という具合に広範囲の地域設定をしているものも存在する。
格付けについても同様で、肉質等級のみに基準があるもの、肉質・歩留等級ともにあるものなど様々だ。
ブランド牛といってもモノによっては品質に若干の幅があると思った方がいいだろう。