食感と旨みに酒が止まらない!
なかなか希少なこの部位。
煮物などに使われる第3胃「ハチノス」の左右についているほんの少しの部位を指し、取れる量は1頭からわずか50g程度。
ホルモンの中でもクセが強いため、手間をかけて下処理が行われる。
「ヤン」をメニューに出せるお店は気合いが入っていると考えていいだろう。
食感は繊維が粗く、サクサクと軽い心地よさ。
そこに脂と濃い旨みが追いかける2段構えで楽しませてくれる。
淡泊で少し塩気もありお酒が進む進む。
目利き
形は枝豆状で厚みのあるほうがよい。
脂が浮いて輝いているものを選ぼう。
おすすめの焼き方
じっくり火を通し全体が色づけば食べごろ。
火が通っても変化がわかりにくいので、気長にゆっくり。
脂分が表面に浮いてプツプツと弾け、表面が少し焦げて黄金色になったら食べごろ。
醤油ダレを絡めていただきたい。
豆知識
2013年の日本人1人当たりの牛肉消費量は年間6.8kg。
200gステーキ換算で34枚(農林水産省「食肉鶏卵をめぐる情勢」2014年)。