脂と旨みの美しく荘厳なハーモニー
比較的しっかりサシが入る。
赤すぎずにピンクがかって見えるとよい。
サーロインに隣接する最高部位「ランプ」の下側にあり、かつ臀部の先のほうというごく限られた高価格帯部位を「イチボ」と呼ぶ。
もも肉に分類されるがカルビに近い甘みがあり、肉質は少しの力で噛み切れるほど柔らか。
口に広がる旨みも段違いに多い。
ユッケでも食べられるぐらい肉本来の味がしっかりしているが、最も甘みが引き立つのはやはり焼肉だろう。
香り、見た目、重量感、甘み、そして旨みが織りなす最上級のハーモニーを楽しもう。
おすすめの焼き方
両面しっかり焼き目をつけて塩で味わう!
サシの溶けるスピードが早く、脂が落ちると赤身がかたくなる。
肉の柔らかさを楽しむなら焼き目をつける程度でとどめること。
味を引き立てる塩がベストだが醤油ダレも捨てがたい。
豆知識
牛を解体する際には大量の不要脂が発生する。
その脂は洗剤や肥料の原料などに使われている。