秀逸な口当たりが次の肉を呼ぶ
「タン」は「最初の一皿」としておなじみ。
その理由は、強い旨みながらペロリと食べられる秀逸な口当たりにある。
最初にタンを食べることで喉が開き、より強い味、脂を欲する心を高めてくれる。
また、味が繊細なので網が他の肉で汚れる前に食べたいもの、最初に選ばれる理由だ。
細長い形状をしている「タン」は実は場所によって味が大きく異なる。
先のほうほど歯ごたえは強くて淡泊。
根元に近いほど分厚くて柔らかく、サシも入りジューシーさが増すのだ。
目利き
美しいピンク色。
サシが入り、断面が大きいのは根元に近い良質な部分。
おすすめの焼き方
肉汁が浮かぶまで両面をしっかり焼く。
焼き方は正肉と同じで、表7:裏3。
片面を10~20秒ほど焼き、表面に肉汁が浮いてきたら返す合図だ。
レモン汁をはじめ、塩やごま油&塩など独自のつけダレも特徴的。
豆知識
タン塩をレモンで食べるスタイルは、高級焼肉店として知られる「叙々苑」が発祥とされる。