牛肉の部位で圧倒的一番人気のサーロイン。
英語では牛の背中から腰にかけての肉をロインと呼ぶ。
そこに「Sir」というナイトの称号がつくおごそかな名の由来には、ちょっと素敵なエピソードがある。
時代は16世紀中盤。
グルメとして知られていた当時のイギリス国王に、ある日の晩餐会で出されたステーキ。
そのステーキのあまりの美味しさに感激してコックを呼んだ。
(イギリス国王)何の肉か?
(コック)ロインでございます。
(イギリス国王)ロインよ、汝にサーの称号を与える!
このようなやり取りで、イギリス国王と高らかに宣言したのだという。
なかなかロマン溢れる話ではあるが、命名者の王様やその状況についても諸説あり、俗説だとする論が強い。
正しいと思われるのは14世紀のフランス語。
「Surlonge(surは「~の上に」、longeは「腰肉」の意)」から来ているという説。
21世紀の今となっては正解がどちらかを確かめる術はない。
しかし、サーロインの堂々たる姿と高貴な味わいを口にすると。。。
心情としてはつい前者の説を信じたくなってしまうというものだ。
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