どこを切っても同じ形!?ホテルで食べるヒレ肉の謎

高級部位のヒレ肉を食べる機会といえば思いつくのがホテルでの披露宴などではないだろうか。

コース料理のメインディッシュとしてうやうやしく登場する柔らかなフィレステーキがそれだ。

実はあのステーキにはちょっとした秘密がある。

そもそもヒレは細長い形状で片側は太くもう一方は細くなっている。

これをそんまま輪切りカットしていくと大きさにばらつきが出てしまう。

そこで複数のヒレ肉を互い違いに並べて結着剤でくっつけて均等な円柱形にするのだ。

これならばどこを切っても同じ大きさになるというわけ。

この技術自体は牛肉を余すところなく使う知恵ともいえる。

しかし、加工肉であることをメニューに明記せねばならない。

2013年、複数のホテルがその表示を怠っていたことが発覚して社会問題となった。

2014年3月には消費者庁がメニューの適正表示ガイドラインを公表。

成型肉を「ステーキ」と表記するのは違反だとした。

ホテルのステーキ事情は、今後変わっていくかもしれない。

ホテルで登場する成型肉のステーキを通販で探す

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